出雲大社は「いづもおおやしろ」と読みます
縁結びの神として名高い出雲大社の境内案内と参拝順序をご紹介します
出雲大社には「因幡の白ウサギ」神話にちなんで、たくさんのかわいいウサギたちがいます
ウサギたちに会える場所も案内しますね♪
説明はいらない
境内MAPやウサギの場所だけ知りたいという方は
目次☟の知りたい項目をポチっとしていただくと移動できます!
出雲大社とは
『古事記』や『日本書記』の日本神話においてとくに重要な神社として登場する出雲大社は、神話で天照大神(あまてらすおおかみ)に国を譲られた大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を御祭神としています
その国譲り神話で造営された宮殿が出雲大社の始まりとされています
大国主命大神は「だいこくさま」として慕われている、五穀豊穣の神様です
住所 | 〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195 |
0853-53-3100 8:30~16:30 | |
拝観時間(御守・御朱印の授与時間) | 6:00~20:00 |
ご祈祷の時間 | 9:00~16:30 (受付は8:30~16:00) |
駐車場 | あり(無料) |
URL | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp) |
八足門から奥、十九社から北側へは16時半より立ち入り禁止となります
新型コロナウイルス感染症対策に伴い、拝観時間などが変更されていますのでご確認ください
《参拝時間》6:00~18:00
《御札・御守・御朱印の授与時間》7:00~18:00
コロナ禍における参拝について | お知らせ | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp)
出雲大社の参拝方法
まずは拝殿を参拝し、そのうしろにある御本殿に参拝します
→詳しくはこの次に境内MAPにて参拝順序をご紹介します
そのあとさらに進んでいくと再度、御本殿に拝礼する場所がありますので、こちらも覚えておきましょう
御祭神大國主大神のお鎮まりになる御本殿の正面は南向きですが
画像の出雲大社境内立て札より
殿内の御神座は西向きとなっています。
昔より御参拝の皆様は大神さまに向い合い御神座正面から拝しております。
先づ御本殿正面で御拝礼の後
瑞垣に沿って摂末社を参拝され、御神座正面に当たる此の場所より
再度心を込め拝礼なさいます。
どうぞ御拝礼くださいませ。
出雲大社
「拝礼作法」
二拝四拍手一拝
出雲大社の境内MAP
出雲大社の参拝ルートと御社殿や建造物のご紹介
参拝順序をご案内します
いただいて帰るだけではいけません。まず、日本海に臨む稲佐の浜(出雲大社より西へ約800メートル)の浜辺の砂を掻き採って素鵞社をお参りし、稲佐の浜で搔き採ってきたその砂を床縁下に置き供え、そして、従来からある御砂をいただいて帰るというものです。
出典:「御砂」を持ち帰ることができる御社はどこですか? | よくある質問 | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp)
稲佐の浜は出雲大社の西方約1kmにある海岸で、シーズン中は海水浴場となります
この浜は国譲り神話で、交渉のため建御雷神(たけみかづちのかみ)が降り立たれ、その舞台となった場所です
旧暦10月10日、全国の神々が出雲の国へお越しになるときにお集まりになる場所でもあります
稲佐の浜で砂をいただいたあとは、平らに戻して帰りましょう!
穴をあけたり、ボコボコにして帰るのはマナー違反です
八足門から奥、十九社から北側へは16時半より立ち入り禁止となります
16時半以降はお清めの御砂のある素鵞社(そがのやしろ)へは行けません
出雲大社の正面入口にあたる広場を勢溜(せいだまり)と言います
これは江戸時代、この広場に芝居小屋があったことから人の勢いが溜まるところということで勢溜と呼ばれるようになりました
下り参道の右手にあります
神前に至る前に心身の穢れをはらい清めるために、最初に参拝をするお社です
ここからは出雲大社の拝礼「二拝 四拍手 一拝」で参拝します
瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)
速開都比咩神(はやあきつひめのかみ)
気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)
速佐須良比咩神(はやさすらひめのかみ)
中の鳥居の先は樹齢400年以上の松が左右に並んでいます
松の根の保護のため両端が整備された道になっており、そこを歩くようになっています
ムスビの御神像は御祭神大国主大神が「幸魂奇魂」をいただく場面を表したものです
御慈愛の御神像は「因幡(いなば)の白ウサギ」神話を表したものです
柄杓で水を汲み左手→右手の順で清めたあと、左手で受けた水で口をすすぎます
もう一度左手に水をかけ、最後に残った水が柄にかかるように柄杓を立てて洗い清めます
毛利輝元の孫、綱広により寄進されたものです
鳥居の両柱の銘文には、御祭神や毛利家ゆかりの鳥居についてなどが刻まれています
銅製の鳥居は全国でも珍しく貴重な建造物で、重要文化財に指定されています
神さまの使い、乗り物とされる「神牛(しんぎゅう)」「神馬(しんめ)」
神牛は頭をなでると学力向上をもたらすといわれており、神馬は鼻をなでると安産の御利益があるといわれています
出雲大社の貴重な文化財や美術品が展示されています
開館時間 | 8:30~16:30 (入館は16:00まで) |
拝観料 | 大人-300円 大学・高校生-200円 中・小学生-100円 幼児無料 |
URL | 神祜殿 | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp) |
高さ12.9mの拝殿は、御本殿の屋根を拝することができるように左にずらして建てられています
出雲大社の拝礼「二拝 四拍手 一拝」で参拝します
八足門は瑞垣の正面に位置しますがこれより中には入れないため、こちらで一度御本殿に「二拝 四拍手 一拝」で参拝します
八足門も重要文化財に指定されています
八足門の前の足元にある赤い丸は古代の御本殿の柱があったとされる場所で、平安時代には48mもの高さの御本殿があったといわれています
南北約34.5mほどの長い建物で、重要文化財に指定されています
全国から八百万の神々が集まるとされる神存祭で、神々の宿所となります
神々がご滞在中はすべての扉が開かれます
旧暦10月。全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月。他の土地では神様が留守になるので神無月といいますが、ここ出雲では神在月と呼びます。 神々が集う出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
出典:神在月|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】 (izumo-kankou.gr.jp)
八百万萬神(やおよろずのかみ)
この釜社と西側の氏社(うじのやしろ)2棟は同じ形、同じ大きさの建物で、境内で最も古いお社です
重要文化財に指定されています
宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)
御本殿の摂社で、御本殿を取り囲む玉垣の東にあり、重要文化財に指定されています
西にある筑紫社と三社で「脇宮三社(わきみやさんしゃ)」と呼ばれ、三社とも形と大きさが同じです
御向社ー須勢理毘売命(すせりひめのみこと)
天前社ー蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)・蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)
文庫は元は彰古館付近の位置にありましたが、彰古館建設に伴い移築されました
資料が保存されている図書館建物です
御本殿をひと回り小さくした形で、建て替え前の御本殿の部材の一部が使用されています
こちらも重要文化財に指定されています
大国主大神の父神で、「八岐大蛇(やまたのおろち)」を退治したことで有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祀られています
下で一礼してから階段を上り、参拝しましょう
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
お清めの御砂は軒下にあります
素鵞社に参拝を済ませたあとで、持ってきた稲佐の浜の砂を木箱に入れ、御砂を交換します
どの箱でも構いませんが、稲佐の浜の砂を納めた箱から同量だけを持ち帰りましょう
だいこく様・えびす様の木像、神楽用の楽器などや出雲大社の資料が展示されています
登録有形文化財(建造物)に指定されています
開館時間 | 8:30~16:30(入館は16:00まで) |
開館期間 | 土・日・祝・正月・祭礼期間(詳細はご確認ください) |
拝観料 | 200円 |
新型コロナウイルス感染症対策に伴い、閉館中です
新型コロナウイルス感染症対策に伴う参拝時間等の変更について | お知らせ | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp)
大国主命大神(おおくにぬしのおおかみ)
客殿
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
神産巣日神(かみむすびのかみ)
宇麻志阿斯詞備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)
天之常立神(あめのとこたちのかみ)
御子神
和加布都奴志命(わかふつぬしのみこと)
御本殿の摂社で、御本殿を取り囲む玉垣の西にあり、重要文化財に指定されています
東にある御向社・天前社と三社で「脇宮三社(わきみやさんしゃ)」と呼ばれ、三社とも形と大きさが同じです
多紀理比売命(たぎりひめのみこと)
宝物を納めるための建物で、重要文化財に指定されています
この氏社と釜社はどちらも御本殿側を正面とし、同じ形・大きさの建物で、境内で最も古いお社です
重要文化財に指定されています
北ー天穂日命(あめのほひのみこと)・宮向宿彌命(みやむきのすくねのみこと)
南ー國造出雲臣宮向(こくぞういづものおみみやむき)
十九社2棟は瑞垣の東西に向かい合うように建っていて、共に約34.5mと同じ長さの建物です
こちらも重要文化財に指定されています
全国から八百万の神々が集まるとされる神存祭で、神々の宿所となります
神々がご滞在中はすべての扉が開かれます
八百万萬神(やおよろずのかみ)
出雲大社(と、お隣)で授かれる御朱印は5種類で、こちらでは出雲大社と出雲神仏霊場の2種類の御朱印を授かれます
ほかの3種類はこの後のルートの神楽殿と、お隣の北島國造館で御神殿と天神社の2種類の御朱印を授かれます
【引用画像】
出典:御朱印・授与品など | 出雲国神仏霊場 (shinbutsu.jp)
神楽殿では御祈祷や結婚式などの祭事行事が執り行われます
神社建築には珍しい装飾ステンドグラスが使われており、正面には日本最大級の大注連縄(しめなわ)が懸けられています
この大注連縄は数年に一度、新しいものへ懸け替えられます
基本の参拝ルートはここまでですが、このほかにも周辺にはまだまだおすすめのスポットがあります♪
出雲大社のウサギたち
出雲大社の主祭神は「因幡(いなば)の白ウサギ」神話で、傷ついたウサギを助けた神さまです
その神話にちなんで、境内には60体以上(御慈愛の御神像のウサギを含む)のウサギの石像があります
【※石像は増えていきますので、その時々で数は変わります】
いろいろな姿をしたウサギたちがいる場所をご案内します
写真の下に境内MAP記載の番号と簡単な位置説明を記載しています!
↑境内MAPのウサギの印がある付近を探してみてくださいね!
ウサギの石像は増えていきますので、こちらに載っていないものも探してみてくださいね♪
⑥~⑨、⑬~⑮の詳細はこちら
基本の参拝ルート以外の周辺スポットのご案内です
出雲大社から車で約20分の万九千神社に「出雲大社遙拝所」があるよ
そこにもウサギの石像が2体あるから、ぜひ立ち寄ってみてね♪
万九千神社についてはこちら
おすすめのお宿
わが家ではこの5年以内に出雲大社に10回以上、参拝しています
(島根県民ではありません)
実は目的は出雲大社ではなく、夫婦でお気に入りのお宿を見つけたからなのです
『お宿 月夜のうさぎ』
ぜひ一度、出雲大社への参拝と『お宿 月夜のうさぎ』に泊まってみてください!!
コメント